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カイジ2 感想 ネタバレ [雑感]

映画 「カイジ2」 感想 ネタバレ


いやいや、想像以上に面白かった、カイジ2。

何と言っても、今回の映画のキモである、一玉4,000円の怪物パチンコ台、「人食い沼」。この悪魔的な台を攻略する過程における、攻める側、守る側の様々な想い、葛藤などの描写が素晴らしい。泣けた。

沼に注ぎ込まれる玉が内部に溜まって、徐々に徐々に難攻不落の沼を追い詰め、一条(裏カジノの支配人)を追い詰めていく・・・。しかし一条も負ければ一生地下生活行きが確実なだけに必死。リモコンで台を傾け、最終手段に至っては「クルーンの穴からエアを吹き出させ、絶対に玉が穴に落ちないようにする」など、手段を選ばず沼攻略妨害をする。

事前の「仕込み」も万全に、確勝級の自信をもって沼攻略に挑んだカイジ一行だったが、想像を上回る一条の妨害工作により、苦戦を強いられる。初回の資金3000万では攻略に至らず、勝負終了・・・地下に連れていかれそうになるカイジ。しかし、坂崎がなけなしの自分の墓代300万を差し出し、勝負続行。でもそれも焼け石に水、しのぎ切られ、今度こそ終わった・・・と思ったところへ、カイジを見捨てたと思われた利根川が1,000万の追加資金を差し出す!これでイケる!と思ったが・・・なんと、攻略の一歩寸前、一条の最終兵器が届き、3段目のクルーンの「当たり穴」からエアが吹き出し、完全に玉の侵入を防いでしまう。(イカサマが明らかすぎる・・・)

ついに万策尽き、黒服に連行されていくカイジ。一条に「おあいこにしてくれ」と泣きつき、周囲の客にまで「俺に金を貸してくれ」と叫び、もがく。もう完全に終わったと思った瞬間・・・裕美が自らのブラックカードを使い、最後の1000万をカイジに提供する。もう、ここから一気に展開と共に感情はクライマックスへ!!

ダメ押しの1000万を手にしたカイジは勝負続行、ドンドンとクルーンに玉を送り込む。既に1段目、2段目のクルーンは玉が溢れ返り、滝のごとく3段目のクルーンへ玉を送り込む・・・。その様はさながら敵本陣へ一気に襲いかかる兵士の一団の如く・・・そして、ついに、ついにエアが玉を押し返せなくなり、一挙に玉が当たり穴へ濁流のようになだれ込み、狂喜の瞬間が訪れる!!!

沼は断末魔の絶叫のごとく泣き叫び、今まで数えきれない人間から吸い上げた1玉4000円の黄金のパチンコ玉を一気に吐き出していく・・・。


と最高のクライマックスだが、映画はここで終わらない。そこがカイジ。きちんとオチがあるのが面白い。正に人生そのものを描いているなぁと感じる。

とにかく観ていて思ったのが、やはりキャストが良いということ。特に敵役の一条を演じた伊勢谷友介はキャラクターにぴったりのルックスもそうだが、演技が素晴らしい!「あしたのジョー」の力石役の時もスゴイと思ったが、今回も本当に良かった。

利根川役の香川照之も最高。日本屈指のバイプレーヤーでしょう。もちろん、主役の藤原竜也もさすが。漫画とは似ても似つかないが、しっかり「映画版のカイジ」を構築したと思うし、もうカイジは彼しかありえない。


まぁ、是非観てみてください。映画は端折っている部分が多々あるので、原作を先に読んでおくことをお勧めします。

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